世界の皆様、埼玉からこんにちは、Captain Tabbyです。

 

あっと言う間に連休も終わり、日常が戻ってまいりましたね。お元気ですか?

連休中、このサイトも皆様にたくさんの訪問をいただきました。

半年前のサイト開設以来、初めての訪問者数でCaptainもびっくり! あ、一時期某大国から来ていたリファラスパムの悪夢は忘れました。おほほ。

何はともあれ、読んでいただいた皆様のおでかけの参考になる投稿がありましたら幸いです。

 

さてさて、桜のシーズンから随分経ち、最早備忘録の投稿になってしまいますが、今回は『春の秩父観光』について書きたいと思います。

最近、秩父西武鉄道を中心に観光客誘致をがんばってますよね。

昨年は吉高由里子さん、今年の春からは又吉直樹さんを起用してバンバンCM 流してます。

あのCMを見て「へー、秩父ってこんなとこあるんだ~」と思う埼玉県民は結構多いと思いますね。

他県の方は「埼玉県民なのになんで?」と思われるかもしれませんが、意外と埼玉県民って秩父に行かないんです。

 

何故なら、県の中央部(さいたま市付近)からのアクセスがよくないから。

 

埼玉県最大のターミナル駅、大宮駅は乗り入れ路線数全国2位なのですが、ここから秩父へまっすぐ行ける路線はないんです。

高崎線で熊谷に出て、そこから秩父鉄道で向かう、もしくは川越線で川越に出た後、東武東上線で寄居に向かい、そこから秩父鉄道に乗り換えるという回りくどい方法でないと辿り着きません。

しかもどのルートを使っても2時間かかります。

まぁぶっちゃけ、遠いんですよね、秩父。

大宮から向かっても池袋から向かっても時間変わらないし、なんなら大宮からだと秩父へ行くより高尾山に行く方が早いんですよ。高尾山まで1時間ちょっとですから。

しかも、「じゃあ車で行こう」と言ったところでオンシーズンの秩父は週末になるとうんざりするくらい渋滞がひどい!

そんなこんなで結構秩父に行かない埼玉県民は多いんです。

 

とは言えCaptain Tabbyは秩父大好きですし、結構行ってますよ! 今年に入って多分5回近く行ってます。

なぜそんなに秩父に行くのかと言うと、いつも秩父に連れて行ってくれるCaptain兄が同様に秩父好きなのもありますが、そもそも私達兄妹が子供の頃の一時期、熊谷に住んでいて何かと秩父に行っていた記憶があるため、秩父に吸い寄せられてしまうんだと思います。

熊谷の子ってしょっちゅう秩父に行くんです。比較的近いから。

夏は海に行く代わりに長瀞に連れて行かれるし、釣りやりたいと言ったら荒川か長瀞だし、暇だと言ったら秩父鉄道のSL観に連れて行かれるし。

休日のレジャーは遠出して長瀞、近場で東松山が定番です。

 

でも、基本的には子供にとって秩父、長瀞は夏に行く場所。それ以外のシーズンはあまり行った記憶がありません。

そんな大人の季節の秩父へ、2016年の春に行ってまいりました。

 

2016年4月初旬の某日、早朝から埼玉県南部を出発し、9時前に秩父鉄道長瀞駅付近に到着。

朝早くに出たのは渋滞を避けるためだったのですが、同じように考える人達が多いのか、もうそこそこの人出でしたね~。

皆さんカメラを片手に桜鑑賞スポットを探しているようでした。

そして……

桜のトンネル、長瀞

桜のトンネル、長瀞

はい!

こちらがCaptain Tabbyにハントされた長瀞の岩畳近くにある桜並木です。

Instagramにもあげた画像なのですが、本当に素晴らしい桜ですよね。

ちょうど訪れた4月初旬は桜の花が満開で、大きな桜の木が途切れることなく道の先まで続いていて、まるで幻想の中にいるかのような美しさでした。

長瀞付近は大宮辺りより3、4日ほど満開になるのが遅いので、うまく日程を調整すれば県内だけでもかなり長くお花見を楽しめるのではないでしょうか。

ただしこの桜並木の道、観光地なので結構車通りがあります。を眺めるのに集中し過ぎると車に轢かれるのでご注意を。

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秩父鉄道、激写

すぐ近くの線路では単線2両編成の秩父鉄道が走っています。

桜並木のすぐ側を列車が走り抜けるので、撮り鉄的にはナイスな撮影スポットですね。

ちなみに行った時間帯はSLではなくて普通車両が走っていたので撮り鉄の方々は見ませんでした。やっぱりみんなSL撮りたいんでしょうねぇ。

でも単線2両のローカル列車なんてなかなかな見るものでもないので、パンピーの我々は興奮しつつ激写です。

この画像、Captain Tabby人生初の撮り鉄体験だったのですが、いかがですか?

タイトルは

『フレームインするのに必死!~慌てすぎて連写機能の存在を忘れる~』

ですね。

……うん、ワタクシ、あんまり撮り鉄には向いてないみたいです。

 

さて、こちらでを眺めた後は、秩父観光のハイライト、長瀞の岩畳に下りてみました。

長瀞駅から少し歩き、古いお土産屋が並ぶ小さな商店街を抜けるとすぐに深緑の水を湛えた川が見えてきます。

 

おお! 長瀞!

 

興奮しながら石段を下り川辺に近づこうとすると、こんな橋に遭遇しました。

木製の橋、長瀞

木製の橋、長瀞

やばい!!!!

橋って言うか、木板を渡しただけですよこいつは。

こんなに不安を掻き立てる橋にはなかなか出会えません。

しかも、皆様ご注目ください。

画像右下です。

大穴空いとる!!!!!!

「注意: この橋は大変デリケートですので、揺らさずに静かにお渡りください」

デリケートって、もうそんな問題じゃねーだろ。

揺らすなとかそんなこと言う前に穴を塞いでくれ!

そもそもこの橋はいつからここにあるのでしょう? 数十年前からあると言われても納得だし、アトラクション的な意味でつい最近渡したと言われても納得です。

そういう説明も一切なく渡してあるところがまた素敵ですね。

 

すっかりギシギシボロボロ橋(勝手に命名)に心を奪われましたが、橋を渡り切って視線を上げると……

長瀞、岩畳

長瀞、岩畳

ひさしぶりに見た岩畳!

ちょっと中国の山水画の中みたいな景色ですよ。

子供の頃はただの岩にしか見えなかったけど、大人になってみるとなかなか風情のある景色に見えますね。

そう言えばこの場所、又吉さん出演の西武鉄道のCMでも出てます。

あちらはさすがプロのアングルですから、私の撮ったこの画像よりよほど魅力的に見えてますけどっ。ええ、あくまで同じ場所です。

ちなみにこのすぐ近くから長瀞ライン下りに乗れるのですが、この時間帯はまだ早朝だったので、船着き場には船頭さんも誰もいませんでした。

夏にまた来たら乗ってみたいなぁ。

 

さて、長瀞を堪能したらその後はさらに秩父の奥へ進みます。

秩父夜祭の舞台になる秩父神社を越え、山の奥に進んで辿り着くのはここ。

三峯神社、本殿

三峯神社、本殿

三峯神社です。

秩父神社、宝登山神社と合わせて秩父三社と称される古社ですが、ここは修験者が修行をした霊場で、かつては役小角が開いた寺があり、三峯大権現と呼ばれていたそうですよ。

その権現様神社になったのは近年、明治の神仏分離の頃なんですって。

こういう話、意外と色んなところにありますよね。お水送りで有名な福井の小浜市には天台宗の若狭神宮寺なんていう古刹もありますし。

そんな三峯神社は近年のパワースポットブームでさらに有名になりました。

気だとかそういう観念的なことは人それぞれ感じるもので、誰もが同じように感知できるものではないと私は思いますが、確かにこの三峯神社特別な空気が流れている感じがします。

 

だって、空気が薄い!!

 

Captain Tabbyは慢性貧血なので空気が薄いのに敏感です。ババアのごとくすぐ疲れてしまうんですよ。

三峯神社のHP(意外と俗世に通じていらっしゃる)によりますと、この本社は標高1102mの高さにあるそうです。なかなかの高さですよ。高尾山が599mですからね~。

そりゃー空気も薄いですわ。

 

空気の話はさておき、三峯神社の中にはまだまだ特筆すべきところがあります。

狛犬ならぬ狛おおかみ

狛犬ならぬ狛おおかみ

こちらは三峯神社の境内に祀られている狛おおかみ。

と言うかドーベルマンっぽいです。マッチョ。

こちらに狛犬ではなく狛おおかみが祀られることになったのは江戸時代からだそうで、当時三峰山中にいた狼を、猪などの害獣から農作物を守る眷属として崇めたことから始まったそうです。

今やニホンオオカミは絶滅してしまいましたが、当時は山中で神様の眷属のごとく存在感を持っていたのでしょうね。

そう言えば大学時代、社会学部で宗教学を教えていた某教授が鉄板の持ちネタとして

『山の中にいる怖い神はおおかみ、家の中にいる怖い神はおかみ』

なんて言ってたけど、教授、奥様共々お元気でしょうか……

 

さて、三峯神社にはまだまだ珍しいものがありますよ。

三峯神社、拝殿

三峯神社、拝殿

極彩色の彫刻が施された拝殿です。

この感じはちょっと妻沼の聖天様に似ていますね。

どちらも最近改修して彩色されたようなのでそんな印象があるのかもしれませんが、眺めていると楽しくなってくるようなそんな拝殿になっています。

奈良の東大寺のような古色が美しい荘厳さもいいですが、こうした心浮き立つにぎやかさもいいですよね。

昔々行った香港の寺院を思い出す鮮やかで明るい拝殿でした。

 

三峯神社、拝殿の竜神様

三峯神社、拝殿の竜神様

さらに、拝殿にはこんなのも。

2012年に拝殿の床に現れた(らしい)赤い目の竜神様です。

突然現れた、としか注意書きに書いていなかったので、誰かが竜神様に見えると言い出したのが2012年なのか、何もない床に突然浮かび上がったのが2012年なのか、その辺りはよくわかりませんでした。

事の次第はどちらにせよ、このスポットは絶対見逃せませんよ。

なんとこの竜神様、拝むと金運が上がるんだそうです!

誰が言い出したのか……2012年からだからそんなに実績ないはずだけど、もうみんなすごい勢いで拝んでました。

きっとすごいご利益があるんでしょうね。私もしっかり拝ませていただきました。

この画像をご覧の皆様にも画面を通じてご利益がありますように~。

 

……というわけで、以上が駆け足ダイジェストでお送りした三峯神社でございます。

Captain Tabbyはあまり詳しくないので、パワースポットと言うと静かな感じの場所ばかりを想像してしまうのですが、ここはどちらかと言うと静かとは真逆、ギラギラした感じの場所です。同じ秩父三社でもCaptain Tabbyお気に入りの宝登山神社とは真逆の雰囲気だと感じました。

「パワースポットで癒されたい」という人向けではなく「パワースポットで元気をチャージしたい」人向けですね。

参拝されている方もそんな感じの方が多いので、その辺りを覚悟されて行かないと、せっかく行ったのに空気と人にただ疲れ果てて帰ってくることになるかもしれません。

ちなみに、この神社では毎月1日に白い「氣守」というお守りを数量限定で頒布(初穂料2000円也)しているのですが、これが霊験あらたかだとかでめちゃめちゃ大人気だそうですよ。混雑するときは朝6時から行列だとか……

なかなか他にはない神社であるのは確かなので、興味を持たれた方はぜひ、お山の頂上の神社を目指してみてはいかがでしょうか。

 

さてさて、この日、Captain Tabby一行はさらに別の場所へも寄って一日秩父を満喫したのですが、桜のトンネル、長瀞、岩畳、三峯神社とここまでレポート書いておなかいっぱいになってしまったので、続きはまた後日とさせていただきます。

というか、三峯神社のパワーでこれ以上書いてもまとまる気配がなくなってしまいました……

さすが関東有数のパワースポット!

 

次回は皆様大好き、秩父のグルメスポットについて投稿しますよ~。

忘れずにまたいらしてみてくださいね。

 

*記事の内容は2016年4月の情報です。施設等の状況は変更されている可能性がありますので、詳しくは公式HPなどをご確認ください。



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