世界の皆様、埼玉からこんにちは、Captain Tabbyです。

 

あっと言う間に5月も下旬となりました。早い!

ちょっと前に連休を過ごしたような気がするのですが、その内容をBLOG記事にする前に今月が終わりそうです……

Captain TabbyのInstagramをご覧で「あのスポットについて何か書くはずでしょ?」と思ってくださっているリピーター様(いらっしゃるでしょうか……いらっしゃってほしいと心の底から願います……)には本当に申し訳ないです。

早いうちに追いかけ記事を書くつもりですので、見捨てずよろしくお願いいたします。

 

さてさて、今回はそんなタスクもすっ飛ばしてこの記事を書きます。

 

『”初心者のための盆栽栽培 BONやろ通信2016年5月”~「BONやろ(BONSAI やろうぜ)」① アブラムシwars~』

 

はい。

Captain Tabby、まだまだ盆栽栽培やってますよ!

3月の末に盆栽村『大宮盆栽美術館』で手に入れた長寿梅のミニ盆栽を自宅ベランダで育てていることをBLOG記事(“盆栽村”~さいたま市大宮盆栽美術館で「BONやろ(BONSAI やろうぜ)」~)にしてから早2ヶ月。

音沙汰ないし、もう枯らしたでしょと思った皆様、どっこい盆栽ちゃんは元気です。

ちょうど我が家にやってきた3月終わりから5月の初旬は長寿梅の開花期。うちの子も花を咲かせながら枝を伸ばし、今や新芽がまぶしい緑に輝いております。

ただね……

 

奴が! 憎きアブラムシの野郎が! 未だにうちの長寿梅にたかってやがるんですよ!!!!

 

前回の記事にも奴との戦いについては書いていたのですが、未だ決着つかずです。

前回までの闘いの記録を振り返りますと、

 

<1戦目> オルトラン粒を苔の上にぶちかまし、土からアブラムシを追い出す作戦

 →オルトラン粒に長寿梅が負け、葉が落ちる。苔が枯れる。(LOSE)

<2戦目> セロハンテープでアブラムシをペタペタ直接捕獲する作戦

 →目に見えてアブラムシ激減! ……するも葉陰に隠れていたアブラムシは捕獲できず、また湧いて出る(DRAW)

 

こんな感じです。

ええ、客観的に反省しますよ。Captain Tabby、アブラムシに負けてます。

 

アブラムシ!!!! 呼んでもないのに湧いて出て、うちのかわいい長寿梅ちゃんの花芽やら新芽やらに食いついて汁を啜るなんて、アンタなんか最低のダニよ!!(*アブラムシはクモの仲間です)

 

もうここ2ヶ月、人生でこれほどアブラムシについて考えたことなどないくらいアブラムシ滅殺について考えましたよ。おかげで私のGoogle検索履歴はアブラムシ関連でいっぱいです。

色々ググったところ、やはり手っ取り早いのは殺虫剤を噴霧することらしいのですが、オルトラン粒長寿梅が弱ってしまったこと、猫を飼っていること、マンションのベランダで育てていることなどから、噴霧タイプの殺虫剤は使わない方が良さそうと判断。

殺虫剤以外で効果的な方法は何かないかと探して次に辿り着いたのはこれ。

アース製薬、『虫ホイホイ』

アース製薬、『虫ホイホイ』

アース製薬の『アースガーデン 植木鉢・プランターの虫ホイホイ 人気こびとミックス』です。

 

正直めっちゃ気持ち悪い。

 

これはですね、商品名の『虫ホイホイ』からもお解りいただけるように、ゴキブリホイホイと同系統の粘着シート式害虫駆除商品です。

この気持ち悪いこびとのカード裏に黄色い粘着シートが付いており、それを付属の支柱で鉢に差す→そこに黄色い色を好むアブラムシなどの害虫がくっつく→害虫一網打尽! という触れ込みでした。

ええ、言ってもいいですよ。

こびと関係ないじゃん!

私もこびとが付いてない通常バージョン(こびとが付いているのは数量限定の『こびとづかんコラボ』バージョン)を探したのですが、どうしても見つけられず、これを購入しました。

でも、これでアブラムシが滅殺できれば許す!

 

そう思って1ヶ月頑張ったんですけどね……

 

アブラムシにはまったく効果ありませんでした。

アブラムシには種類があるらしく、うちの長寿梅にたかっているアブラムシ羽がないタイプのアブラムシなのですが、羽がないタイプにはこの商品、効果がないようです。

最終的にくっついたのは長寿梅の葉っぱと私の髪の毛、猫の毛くらいのもの。

 

結局、気持ち悪いだけじゃん!!!!!

 

下調べが足りなかったということでしょうか……

効果があったら本当に良かったんですけどね~。薬剤も使わず安心安全な害虫駆除ですから。

この『アースガーデン 植木鉢・プランターの虫ホイホイ 人気こびとミックス』、5枚入りなのでまだまだ在庫残ってます。我が家ではもはや日の目を見ることはないでしょうが、このBLOGをご覧の皆様で羽のあるアブラムシにお困りの方がいらっしゃいましたらご一報ください。お譲りいたします。

 

ということで、ホイホイにも裏切られた私が次に縋ったのがこちら!

長寿梅にてんとう虫

長寿梅にてんとう虫

てんとう虫さんです。

ご存知ですか? てんとう虫さんの主食はアブラムシなんですよ!

つまり、てんとう虫さんはアブラムシの天敵というわけです。

調べたところ害虫対策にてんとう虫を使うのはれっきとした農法らしく、農家の方御用達の店ではてんとう虫の販売もされているとか。

とは言えその農家の方御用達の店がどこにあるのかはよくわからないし、いい歳して原っぱにてんとう虫探しをしに行くのも厳しいので、この作戦はほぼ無理と諦めていたのですが、ある日の午後、マンションの外廊下をちょこちょこ歩いているのを発見しちゃったんですよ~。

一体どうしてそんなところを歩いてたんでしょうかね? どこかの子が原っぱで獲ってきたのを逃がしたのかしら。

ともかく速攻で拉致して我が家にお迎えしてみました。

画像はお迎え直後のものです。

これできっと万事解決! アブラムシ野郎ともこれで永遠にファラウェイ!!

素敵な出会いに感謝しつつ、盆栽ちゃんとてんとう虫さんを2人きりにしてウキウキで出掛けました。

 

なのに……

 

帰宅したらアブラムシじゃなくててんとう虫さんが旅立ってました。

 

そう言えばてんとう虫って飛ぶんですよね…… 羽あるもん……

でも、優しく盆栽に掴まらせてあげたし、お水もあげたし、餌になるアブラムシだって多分どこかに潜んでたはずなのに、てんとう虫さん、アタシの(盆栽の)なにが気に入らなかったの……? お隣の家のゼラニウムの方が良かったの……?

気持ちはヒモに逃げられた女です。

というわけで、てんとう虫作戦は最速で失敗に終わりました。

 

もはや打つ手なし……

この長寿梅ちゃんは一生アブラムシにたかられ続けるのかしらと諦めかけ、悲観的になったのですが、毎日奴を見てしまうとやっぱり嫌で嫌でたまりません。

だって、アブラムシってクモの仲間なんですよ! あんなに小さいのにクモだなんて、気持ち悪い!

 

そこでCaptain Tabby、アブラムシの駆除の基本に立ち返りました。

はい、またググります。バカの一つ覚えでございます。インターネット万歳ですよ。

 

そこで解ったことなのですが、家庭菜園なんかで農薬を避けつつ園芸をやっている方々はアブラムシ駆除に牛乳を直接スプレーするそうです。なるほど牛乳なら野菜や花木に悪影響が出ません。

そもそもナチュラルにアブラムシを駆除する牛乳スプレーの仕組みは、牛乳が乾いたときに縮む性質を利用し、牛乳の膜でアブラムシを閉じ込めて窒息させることだそうです。

と言うことは、アブラムシも息が出来なければ死ぬってことですよね。

いや、生物なんだから当たり前なわけですけど、アブラムシって多少空気が薄くなったくらいじゃとても死ななさそうじゃないですか。そう思うのは散々苦しめられたからでしょうか。

 

そんなわけで仕組みも効能もわかったので牛乳スプレーをかまそう!と思ったのですが……

 

なんか牛乳ってにおいが残りそうだなー、牛乳ごとアブラムシが固まった後にそれを流すのもちょっと気持ち悪いかも……

 

日和ました。

そして編み出したオリジナル技がこちら。

長寿梅を水攻め

長寿梅を水攻め

鉢ごと盆栽を水に沈める水攻め作戦です。

窒息死ではなくて溺死ですね。(猟奇的発想)

盆栽が丸ごと入る器がなかったので、土がこぼれないようにアルミ箔で鉢ごと包んでから洗面ボウルに水を張って沈めてやりました。

これが効果覿面!!

沈めて10分もするとアブラムシが水面に浮いてくるんですよ~。

あれだけ気持ち悪かったアブラムシが、直接触れることなく始末できる! しかも水という究極にナチュラルでクリーンな方法でですよ! 最高!

ただしこの方法、注意が必要です。

水に沈めた後、揺すって枝葉に付いた空気を抜いてやらないと、そこでアブラムシが生き永らえてしまいます。また、浮いてきたアブラムシは上から水をかけて完全に沈めましょう。放っておくと水面で泳いで生きてます。しぶとい!

試した感じだと水に沈めて1時間弱くらいで駆除できそうでした。

水から引き揚げた後は上からしっかり水を流し、張り付いたアブラムシを流し落とせば作戦完了!

駆除できたアブラムシが水中に見えるので、これはかなり確実な方法だと思います。コツは、『凶悪』のピエール滝かリリー・フランキーになりきって容赦なく沈めることですね。

この作戦でようやく勝利が見えました。アブラムシめ、目にモノ見せてやったわ!

 

……と喜んだものの、この水攻め作戦も完璧じゃありませんでした。

1週間くらいはアブラムシの影も見ずに平和に暮らしていたのですが、また新芽に食いつく小さなアブラムシを発見。

どうやら水攻めで滅殺したアブラムシが産んでいた卵が孵化したようです。気持ちわるっ!

卵には水攻めが効かないんですね……

ただ、水攻めは確実な効果があるので、何度も繰り返すことによってアブラムシ撲滅に近づくのは間違いないと思います。

我が家は3回ほど水攻め作戦を実行し、アブラムシの数は確実に減りました。

 

とりあえずこのまま作戦継続の予定ですが、もしもっと手軽で確実な方法があればぜひ知りたいです。

って言うか、盆栽育てる上で一番の悩みがアブラムシってどうなんでしょう。皆さんこんなことで悩んだりしないのかな……

 

 

そんなこんなで『アブラムシwars』、俺たちの戦いはこれからだ!

 

追記。

『BONやろ通信』長寿梅が枯れるまで今後も定期的に続けます。

同じような悩みをお持ちの盆栽町初心者様、いらっしゃいましたらぜひコメントくださいませ。一緒に恥ずかしい悩みを共有しましょう!



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