世界の皆様、埼玉からこんにちは。Captain Tabbyです。
今年はエルニーニョの影響で暖冬だそうですね。埼玉も暖かくなったり寒くなったり、過ごしづらい日々が続いています。なんだか身体がだるい〜という方も多いのではないでしょうか。
こんな時は無理して遠出せず、近くのお気に入りをじっくり楽しむのが一番!
……と言うわけで、今日はCaptain Tabbyのお気に入りご近所ショップをご紹介したいと思います。
場所はさいたま市見沼区大谷の大谷商店会。
我が家からはすぐ近所という距離ではないのですが、車で向かえばそう遠くないくらいの位置関係となっています。
そんなお店を「ご近所」と言ってしまうのは、この大谷商店会独特の空気感故。
ご覧ください、大谷商店会です。
ね、この懐かしい昭和感。寂れ具合と言い、裏路地っぽさと言い、「なんかこの商店街、初めてなのに前にも来たことある気がする……」と思わせる空気が漂いまくってます。
どんな人が常連なのか見当もつかない謎の居酒屋、何故ここに?としか言いようのない婦人用品店に学生服販売店、普通過ぎて逆に浮いている蕎麦屋……
はっきり言って消滅しかけてるんじゃないかと思われるこの商店街、この感じが「わざわざ遠くからくるところじゃあないけど、なんとなく好きな空間」を作っているんですよね~。
そうそう、消滅しかけていると言えば、この大谷商店会にはかつてベトナム料理店『ca dao カヤオ』がありました。残念なことに昨年急に閉店してしまったのですが、私が大谷商店会を初めて訪れるきっかけを作ってくれたのも『ca dao カヤオ』。もしかしたらこっそり復活してないかなーなんて思いながら、この画像を撮った時も店舗跡を覗いてみました。
……が、営業当時あった看板も完全に撤去され、店舗とくっついていた住居部分にどなたかの生活されている気配があるだけでしたねぇ。なんだか寂しい。
気を取り直して、本日の目的地へ向かいます。
こちらです!
『百福 ももふく』
路地裏に輝くパキッとした水色のシェード、明るく爽やかな白い内装が目を惹く、素敵パン屋さんです。
『百福 ももふく』、シェードに描かれたロゴも可愛いですよね~。この画像だとわかりにくいかもしれませんが、『MOMOFUKU』の『U』が『Ü』←こんな感じでスマイリーになってるんですよ。
こちらは2013年に開店したお店でまだ新しいお店なのですが、味もオーナーさんもとってもスマイリーでCaptain Tabbyも大好きなパン屋さんなのです。
私が『百福 ももふく』を知ったのは、件の『ca dao カヤオ』に行く道すがらのこと。いつもの路地裏を歩いていたら突然可愛らしいパン屋さんが出来ていて、何故ここに?とびっくりしたのが最初でした。そもそも『ca daoカヤオ』も十分何故ここに?なお店でしたけどね~。
『ca dao カヤオ』でベト飯を食べて『百福 ももふく』のパンを買って帰る、と言うのが私にとっての大谷商店会の幸せなルートでした。
『ca dao カヤオ』なき今、『百福 ももふく』は大谷商店会にひとつキラリと輝くポーラスター、北極星です。
『百福 ももふく』のパンは都会のブーランジェリーのパンのようなド派手なパンではありません。店内も1畳半ほどしかない売り場ですが、この日も20種類近くパンが置かれていてキュウキュウ。でも、一口食べたらオーナーさんのパンに対する愛情が絶対伝わるパンです! しあわせの味がするんですよ~。
こちらはリンゴのデニッシュ。
バターたっぷり丁寧に作られたデニッシュ生地の真ん中に、シナモンがほんのり香る自家製のリンゴフィリングがこれまたぎっしり入っていて、本当にまいうー!
パッと見た感じリンゴのフィリングは載ってるだけって量だろうと思っていたのですが、これ、5cmほどの高さのデニッシュのトップからボトムまできっちり詰まってました。
デニッシュ生地もザクザクバリバリで本当に美味しくて、クロワッサン買って帰りたかったー!と悔しくなる味でした。私が行ったとき、クロワッサンは予約分の取り置きがあるだけで売り切れになってたんですよ~。見ちゃっただけに余計に食べたかった……
しかもしかも、このクォリティでなんとお値段180円ですよ!
安いよ『百福 ももふく』! こんな材料と手間をかけて作ってるパンの値段じゃない!
そしてこちらは豆乳クリームあんぱん。
大福風の白いむっちり生地につぶあんと豆乳クリームが入ってました。豆乳クリームが濃厚でつぶあんと相性ばっちり、だけどしつこくないのが美味しい! しかもトップに飾られた桜の花の塩漬けが可愛い演出です。
これは女性に人気がありそうなあんぱんですね~。
この豆乳クリームあんぱんは120円です。木村屋総本店のあのちっこいあんぱんが150円だというのに…… 大丈夫なのか心配になります。
こちらは街のパン屋さんならではな商品、3色パンの3匹のこぶた。
中身はチョコクリーム、カスタード、つぶあんの3色でした。
アイシングの鼻のあなが持って帰るまでに溶けてしまいましたが、レーズンを細かく切って細工したつぶらなお目め、くるんと折れた耳がラブリーなこのこぶたちゃん、味はきっちりしっかり美味しかったです。
普段、チョコクリームのパンってなんだか糊みたいな味がしそうで避けてしまうんですけど、ここのチョコクリームは濃いチョコレートの味がしっかりして美味しいんですよ。3色の中で一番好きかもしれません。カスタードはこんな小さいパンなのにしっかりバニラビーンズ入りで、これまた美味しい!
そしてこのこぶたちゃん達は195円。こんなパン、子供がいたらおやつに買ってわけっこして食べたいなー。って嫁にも行ってないんですけどねっ。
まだまだいきますよ。
小さいフランスパンのフィセルは130円、カレーナンは180円。
フィセルはパリッと割れてこんなに美味しそうでしょ? カレーナンも、中に冷めても美味しいカレーがぎっしり入ってました。
どのパンも丁寧に作ってるのがよくわかるパンなんです。なのにお値段はもっと誠実。いくら大谷商店会のテナント料が安くても、もうちょっと取った方がいいんじゃない?と心配になるほどです。
そして最後に選んだのはこちら。
『百福 ももふく』本日のキッシュ。
この日はパプリカとたまねぎ、ベーコン入りのキッシュでした。
チーズたっぷり、パイ生地さっくさく、パプリカもたまねぎも甘くてめっちゃくちゃ美味しいです~!
しかも、サイズがすごく大きいんですよ。この1カット、高さ7~8cmで弧の部分は10cmくらいもあります。ずっしり! ひとりじゃ食べ切らない大きさですよ、これ。Captain Tabbyは妹と2等分して食べたのですが、それでもキッシュ食べた! 満足! って感じ。
なのにお値段、1カットなんと315円! キッシュってこういう値段で大丈夫な料理じゃなくない?
なんだか今回のblog記事、ジャパ○ットた○たみたいになっちゃってますが、もうとにかく『百福 ももふく』が価格破壊に挑戦しすぎなんですよ。別に安いだけのお店ならここの他にもあるんでしょうけど、いい材料を使って見た目もこんなかわいらしく作って売ってるパン屋さんはなかなかないんじゃないでしょうか。
仲のいい友達に食べさせたいと思って作るような、気取らない、愛情たっぷりの美味しいパン。
そんなパンがご近所パン屋の価格で食べられる『百福 ももふく』は本当に貴重です。しかも笑顔で素敵な接客つき!
さいたま市にはここ以外にも美味しいパン屋さんがいくつかありますが、Captain Tabbyが一等好きなのは『百福 ももふく』です。 『ブーランジェリークルミ』にも『デイジイ』にもない、ホッとする感じ。それが『百福 ももふく』にはあるからです。「ご近所のお気に入り」に欲しいのはやっぱりそういう心地良さだと思うんですよね。
この日も、色々選んでレジでお会計をお願いしたときに「今カットしたばかりなんですけど、気泡が入っちゃってるから良かったら召し上がってください」と食パン半斤をサービスしてくださったんですよ。優しい! めっちゃ嬉しい! 気泡って言っても耳の近くにちょこっと隙間があるだけ。真ん中に大きな穴が開いてるわけじゃないし、私だったらそのまま売っちゃうな…… パン屋じゃないけど。
『百福 ももふく』のこういう、パンにこだわるけどお客さんには親切なところが好きです。
パン屋って、朝も早いし重労働だしで疲れているせいか怖い顔をして接客されること結構ありますよね。美味しいけどすごく混んでてギスギスしてるパン屋、有名店でもいくつか知ってます。どこも大変なのでしょうから、笑顔で親切に接客できるお店がすごいんでしょう。『百福 ももふく』は小さいけれど、その努力は本物だと思います。
パン5個にキッシュ1カット、これだけ買いまくって食パンまでサービスでいただいて税込で1210円。また言っちゃいますけど本当に安いです。私は『百福 ももふく』のパンの味もお店の雰囲気も大好きなので、もう少しお値段を上げても無理せずお店を続けてほしいです。
皆様も、見沼区にお寄りの際はぜひ『百福 ももふく』でパンを買って、しあわせな気持ちをお持ち帰りください!
*記事の内容は2015年12月現在の情報です。メニュー、店舗の状況は変更されている可能性がありますので、詳しくはお店に直接ご確認ください。
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