世界の皆様、埼玉からこんにちは。Captain Tabbyです。
3連休は皆様いかがお過ごしでしたか?
Captain Tabbyは百観音温泉に行ったり、分福茶釜で有名な群馬県館林市の茂林寺に行ったり、幸手市の権現堂堤に水仙を見に行ったり…… 近場で遊び回っておりました。その画像はInstagramに上げておりますので、よろしかったらInstagramもしくはGALLERYのページをチェックしてみてください!
さてさて、先日予告した通り、前回記事に引き続き今回の記事も茨城日帰り旅行ネタです。
『大洗リゾートアウトレット』でもらったお年玉(商品券5000円分)を有意義に使わせてもらい、そろそろお昼だし移動しようか~ということで駐車場に戻ってまいりました。
ナンバー処理の関係もあり画像にはあまり入り込ませていませんが、9時前はまばらだった車もこのとおり、昼前にはびっちり。例の『ガルパンカー』の隣にも車が停められていて、もう横腹からのショットは撮れない状態になっていました。
全然知らずに来ちゃいましたが、大洗ではかなりの人気スポットなんですね、ここ。
駐車場から激しいガルパン推しが楽しい『大洗まいわい市場』を眺めると、その後ろにミラーガラスで空色に輝く『大洗マリンタワー』が見えます。
……この画像だと、アップにするとギリギリ見えますかねぇ。
展望台に『ガールズ&パンツァー』のキャラクターの全身パネルが「ようこそ大洗へ」の看板とともにこちらを向いて立ってました。
どこまでも『ガルパン』推しだよ大洗……!
こうなると観なきゃいけないような気すらします、『ガールズ&パンツァー』。
ちなみに『大洗マリンタワー』の展望台は地上60mの高さにあるそうです。一般的なビルの15階くらいの高さですよ。低っ。何ならうちの近所のマンションより低いですよ。
一瞬入ろうかなと思って近寄ってみたのですが、入館料が大人(高校生以上)330円、小人(小中学生)160円でした。割高感は否めないので、海が好きな方、あるいは『ガルパン』が好きな方以外には特におすすめしません。タワーの2階には『ガルパン』のコンセプトカフェもあるそうなので、お好きな方は逆にはずせないスポットでしょうね。
とりあえず私達は『ガルパン』より海産物なので、タワーには寄らず、その先の『大洗 海・山直売センターいきいき』へ向かいます。
『大洗リゾートアウトレット』から車で5分ほどのところにある『大洗 海・山直売センターいきいき』は、大洗の海産物が集まる大洗市場前に建つ海産物・農産物の直売所です。中に入ると、お正月で市場も動いていないのに所狭しと魚が並んでいました。
これも『大洗 海・山直売センターいきいき』での1枚。
大洗港名物、あんこうです。
切り身じゃないまるまんまのあんこうって初めて見ました。手前のなんか両腕で抱えきれないくらいの大きさでしたよ!
上に載っている杉の札は値札なのですが、1万円前後のものが多いようでした。なかなか高級なんですね。
ところで。
皆様、このあんこうの画像をちょっとクリックで拡大してみてください。
あ、右奥のあんこうじゃないです。そちらも口の中に小魚がぎっしり入ってて怖いですけど、そっちじゃなくて手前の大きなあんこうの方です。
大きいあんこうに小さいあんこうが載っているの、見えますか?
これ見てCaptain Tabbyは親子だと思ったんですけど……上がオス、下がメスらしいですよ……
あんこうって繁殖期に入るとオスがメスの体に噛みついて寄生するんですって。しかもそのままオスは精巣以外の内臓が退化していって、最終的にメスに取り込まれて雌雄同体になってしまうんだそうです。
怖過ぎ!
あんこう食べるつもりで大洗に来たけど、その情報を聞いて一瞬であんこうへの食欲が退きました。
上に載ってるあれがオスだって調べて発見した人は、知ってしまって後悔したんじゃないですかね……
とりあえずあんこうはやめにして、店内奥の食堂で浜焼きをいただくことにしました。
こちらの食堂ではアジフライなどの定食とともに、生け簀から選んだ貝やエビ、カニなどの海産物をセルフサービスで浜焼きにしていただくことが出来ます。なかなか人気店のようで、この日も大混雑でした。
ここの浜焼きはお客さんがそれぞれ店内を回り、トロ箱や生け簀からトレイに好きな海産物をセルフで取ってレジで会計、その後テーブルで焼いて食べるというスタイルです。網がセットされたコンロやガンガン焼き用の一斗缶が各テーブルに用意されているので、浜焼きが初めての人でも簡単・気軽に楽しめますし、わからないことがあってもすぐに店員のお兄さん達がフォローしてくれるので安心ですよ。
皆様、生け簀の中がどんな感じか覗きたいですよね?
はい!
生け簀の中、パラダイスでございます!
ホタテ、地ハマグリ、車海老、アワビ、伊勢海老、サザエ…… みんな元気に泳いでました~。
伊勢海老、アワビはさすがのお値段ですね。こんな高級海産物、普段スーパーで買うこともないし安いのか高いのかいまいちピンときませんが、スーパーで国産ハマグリを買うと1個500円はしますので、地物はそこそこお得なのではないでしょうか。
トロ箱の方には殻つきの生ガキやカニが盛られていてそちらも人気でしたが、私達、カキは大晦日に広島県産のカキをたくさんいただいて食傷気味…… 生け簀の方からホタテ、地ハマグリ、ホンビノス貝、車海老を選び、浜焼き&ガンガン焼きにしてみました。
ごめんなさい、テンションが上がり過ぎて、最初に焼きあがった地ハマグリの画像を撮り忘れてしまいました。くそー。
基本的に、殻つきのカキや貝は一斗缶に入れてガンガン焼き、車海老などのエビ、カニは網の上で踊り焼きです。
ああ、エビちゃん。ごめんね。でもおいしかったよ……
生け簀から上げたトレイの中で元気よく動いていた車海老、かわいそうだけどおいしかったです! 全然臭みがなくて甘い~。
一方、ガンガン焼きの方は蓋をした一斗缶の隙間からブシュブシュ吹き出す蒸気が豪快で楽しく、デートやファミリーでやるとかなり盛り上がること間違いなしだと思います。カキ殻はお兄さんに頼むと開けてもらえるので心配ご無用。
缶の中で焼き上がった貝は汁をこぼさないように取り出し、備え付けの味付け醤油(生醤油ではなく、みりんや酒が入っている醤油の味がしました)を垂らしていただきます。ホタテ、地ハマグリは最高です!
ところで、この画像左上のホンビノス貝、これ、皆様ご存知ですか?
口を開けると貝殻のふちが紫色なので一目瞭然ですが、閉じているとハマグリそっくりな大きな貝です。味も似ていて、でも値段はハマグリの半分以下!ということで、近頃人気なんですよね、ホンビノス貝。実際アメリカではハマグリもホンビノス貝も一緒にされているらしく、クラムチャウダーにはこのホンビノス貝が入ってることがほとんどだそうですよ。
Captain Tabbyはハマグリ大好きなのでこのホンビノス貝にも興味津々だったのですが、この日まで食べたことがありませんでした。
実際触ってみると見た目は確かにそっくり。ホンビノス貝の方が表面がデコボコしている感じです。でも普段食べない人じゃ気が付かないんじゃないかな~。
そしてホンビノス貝実食。
………………
かたい。噛み切れない。そしてハマグリとは違う微妙な苦み。えぐい。
やっぱり半額は半額かなぁと思いました。先に地ハマグリを食べていたから余計そう感じたのかもしれません。こういうシンプルな食べ方じゃなくて、ニンニクや香草と一緒にワイン蒸しにしたり、クラムチャウダーにしたりしてしまえばそう気にならないんでしょうね。でも、そのまま焼いて食べるならハマグリには遠く及ばないかな~。
皆様もここで浜焼きにするなら、断然ホンビノス貝より地ハマグリですよ。
何はともあれ、『大洗 海・山直売センターいきいき』での浜焼き&ガンガン焼きはとっても楽しくておいしかったです。今度はサザエのつぼ焼きを食べたいなぁ。
そんなこんなで大洗の海産物も堪能し、海を眺め、お土産も手に入れて時計を見るとまだ13時そこそこ。
まだどこかに行けるね~ということで、帰りは太平洋の海岸沿いを下道でのんびり帰りつつ、こんなところにも寄ってみました。
この参道から見える白い大鳥居でおわかりでしょうか。
常陸国一宮、『鹿島神宮』です。
初めてお参りしたのですが、参道も境内もとにかく広くて大きい! 帰宅してから調べたら、『鹿島神宮』の境内は東京ドーム15個分もの広さがあるんだそうです。
それだけの広さがあってもお正月ですね、初詣客で参道も境内も溢れ返っていました。
もちろん神宮周辺の道も大変な渋滞ぶり。『鹿島神宮』が用意した駐車場も軒並み満車です。その上、参道から近いところなんかは片側1車線の小狭い道に路上駐車が何台も連なる無法地帯と化していたので、早々に諦めてJR鹿島線 鹿島神宮駅周辺の駐車場に車を停め、そこから歩いてお参りに行くことにしました。
お参りに来て道路交通法違反を犯すなんて、神の加護が欲しいのか神罰が欲しいのかわからない人達がいるものです。
ところで、この画像に写っている大鳥居、いつ建てられたものかご存知ですか?
これは今から1年半前の2014年6月に建てられた真新しい鳥居なんですよ。
ニュースにもなったのでご記憶の方も多いかと思いますが、2011年3月の東日本大震災でここにあった御影石の大鳥居が倒壊し、新しく建て直したのがこの木製の大鳥居なんです。この大鳥居は境内に自生していた杉の巨木を伐り出し、以前建っていた御影石の大鳥居と同じ寸法に作ったものだそうです。
すごいですよね。これだけの大きさがある大鳥居が倒壊してしまった地震の威力も恐ろしいですけれど、人はこうして新しいものの中にも歴史を継承させていくことができる強さを持ってるんですよ。
こちらの画像は『鹿島神宮』本殿の画像。
ここ『鹿島神宮』の本殿は檜皮葺の造りです。きれいですよね~。いまや民家ではまず見られない檜皮葺ですが、さすが古社、きちんと手入れされています。
本殿の前に建つ鳥居は以前建っていた大鳥居と同様、御影石で造られていました。滑らかできれいな鳥居です。震災で倒壊する前の大鳥居も、きっと同じようにきれいで立派なものだったんでしょうね。
2016年は天災のない穏やかな年になるといいなーなんて思いつつ行列にしばし並び、本殿に向かって家族と飼い猫どもの健康と安全を祈願してきました。
で、そのとき気が付いたんですけど、本殿に飾られた白い幕に紋が2つ染めてありました。
1つはここ『鹿島神宮』の神紋、「三つ巴」(雷を表す紋)、もう1つは千葉県香取市の『香取神宮』の神紋、「五七の桐」です。Captain Tabbyは現代っ子なので古事記などにも詳しくないのですが、『鹿島神宮』の祭神、武甕槌大神(タケミカヅチノカミ)と『香取神宮』の祭神、経津主神(フツヌシノカミ)は一対の神様だそうで、そのこともあり『鹿島神宮』と『香取神宮』は繋がりが深いようですね。
そうそう、『鹿島神宮』の祭神は雷神、剣の神である武甕槌大神(タケミカヅチノカミ)と書きましたが、楼門にもそれがよくわかるものが飾られていましたよ。
これです。
丸太を輪切りにした板に金で雷、太陽、月が描かれています。多分、右側の大きな金の丸が太陽、左側の小さな丸が月でしょう。
楼門の朱色と板の上の金、そこに飾られた幣の白、格子の緑。
ほら、ものすごくプリミティブな感じでかっこいい!!
岡本太郎が縄文時代の土偶をモチーフに太陽の塔を作ったのは有名ですけど、これもそれと似たような衝撃がありますよね。現代にも通じる美しさがあるというか。
だってこの稲妻。
これはTM.Revolutionファンの皆様にもグッとくる感じなんじゃないですか? Captain Tabbyも大好きなRPGゲーム「P4」ファンの皆様もハートをわしづかみされちゃいそうです。タケミカヅチは完二のペルソナクマー。
神社ではご神体も見せていただけないし、社殿も建て替えを繰り返すのが習わしで古い美術品を見る機会は多くないですが、こういうところに美しさを見ることもあるんですね~。次にどこかの神社へ行くときは、前より境内をゆっくり回って見てみようと思います。
そんなこんなで『大洗港』、『鹿島神宮』と1日で遊び回ってまいりました茨城県。正直めちゃくちゃよかったです。
やっぱり海だな!
ほぼ何の下調べもせず行き当たりばったりで行動したため、色々見落とした名所もありそうなのですが、それでも本当に楽しい茨城日帰り旅行でした。埼玉から2時間ほどで行けるのに、遠いところに来たみたいに景色が変わる、食べ物も違うのが面白いですね。
もちろん海がある街といえば横浜や鎌倉、江の島なんかもありますけど、どちらかと言えばオシャレ系のそうした街より、茨城の方が旅行に来た感は強いです。
茨城県、おすすめですよ~!
*記事の内容は2016年1月現在の情報です。詳しくは各施設の公式HPなどをご確認ください。
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