世界の皆様、埼玉からこんにちは、Captain Tabbyです。
あっという間に3月も半ばですね。
先日の3月11日で東日本大震災から5年となり、様々なところで追悼の声が聞かれました。
あの日、地震で、津波で大きな被害を受けた方々、連絡のつかない人達を案じた方々、出先で家に帰れなくなった方々、何時間もかけて暗い夜道を歩いて帰宅した方々。みんなが悲しみと不安に塗り込められていましたね。
失ったものの大きさを悼み、今も続く誰かの苦しみを思い、あの日とそれからの悲しさを思い出す3月11日。
いつか私達がいなくなった頃、3月11日が「そんなに大きな災害があったんだね、防災は大事だね」と言ってみんなが防災を思い返す日になってくれるといいなと思います。
私も防災用持ち出しリュックの中身を再確認しよう!
さてさて、話はがらりと変わります。
先週末は久しぶりに埼玉をがっつり満喫するイベントに行ってまいりましたよ!
旧騎西町(現在は合併で加須市)にある清酒醸造元、釜屋の『力士蔵祭り2016』です。
画像は釜屋の売店。通常営業時はこちらの売店で日本酒や酒粕などの販売を行っています。
釜屋は昭和生まれの埼玉県民なら誰でも知っている、あの清酒「力士」の醸造元なんです!
「りっ・きっ・しーっ♪ カーン!」
あのCMソングは『十万石饅頭』のCMのインパクトに張りますよ。
ね。埼玉県民の皆様、思い出したらますます釜屋に行きたくなってきたでしょ?
ちなみにこの画像の売店は古い蔵を改装した建物で、ドラマ『Jin-仁-』でヤマサ醤油の濱口様が仁先生に提供する「ペニシリン製造所」のロケを行った場所なんですよ~。中に入ると出演者の皆様のサイン入り一升瓶がずらっと飾られています。
Captain Tabbyは『Jin-仁-』大好き!なので、ロケ地だと知ってすぐにお邪魔してしまいました。「ああ! ここで山田先生が!」みたいな興奮が味わえますので、『Jin-仁-』ファンの方は是非直接いらしてみてくださいね。
脱線してしまいましたが、普段の営業日に釜屋を訪れても入れるのはこの売店までです。
それが、『力士蔵祭り』の開催日のみ、内部の酒蔵を開放してくれるんですよ!!
『力士蔵祭り』は例年3月の半ば、酒蔵を開放して大々的に行われます。
今年の『力士蔵祭り2016』は3月12日でした。
『力士蔵祭り』……祭り祭りって何やるの?と言われますとですね、この画像でおわかりいただけるかもしれませんが、敷地内で盛大にお酒を飲みまくれるんです!!
釜屋の主力商品、吟醸酒「雫滴」や特別純米酒「釜屋新八」、純米酒「力士」などの通常商品の試飲・販売だけでなく、お祭りにつきものの鏡開きでの樽酒のお振舞、手作りの甘酒、数量限定の搾りたて生酒(非加熱の日本酒)「槽口 ふなくち」の販売などなど、目移りしちゃうくらいお酒が並ぶんですよ。
しかもおつまみになるお稲荷さんや串焼きなんかも屋台で売られていて、これはもう飲まなきゃやってられないでしょ~と言わんばかりの祭りなのです。
あまりにも酒塗れで、敷地に入った途端なんとなく酒臭いですからね!
そして敷地内のそこらじゅうでゴザを敷いて出来上がってる方々がいらっしゃいます。(画像参照)
なのでお子様や「えー、ウチ、カシスオレンジしか飲めな~い」みたいな女子を連れて行ける雰囲気ではないですね。
基本、おっさんだらけです。
手前に写っている大八車がこの空間にベストマッチであるということをご承知ください。
とは言え私も『力士蔵祭り2016』にべろべろになりに行ったわけではないですよ。
私は晩酌する習慣もないですし、べろんべろんになるまで飲みたいというタイプでもないのですが、「お酒の味は大好き! おいしい料理があればおいしいお酒を合わせたい!」というライトな酒好き。
なので、毎年釜屋の『力士蔵祭り』にお邪魔して、甘酒を飲んだり、限定販売の「槽口 ふなくち」を量り売りで飲んだりとかるーくお酒を楽しみ、普段見られない酒蔵の雰囲気を味わっているんです。
だって、酒蔵なんて普段見られないじゃないですか。
しかもその普段見られない秘密の空間で魅惑の日本酒ちゃん達が今まさに成長してるんですよ~。興奮する!
皆様も見たいでしょ、酒蔵の中?
はい!
これ、ぜーんぶ日本酒が入ってる醸造タンクです!!
魅惑の空間ですよ!!!
薄暗い空間の中、見上げるほど大きな醸造タンクが林立してました。ここはきっちりバルブを閉められた醸造タンクが置かれているのでお酒のにおいはしません。
さすがにこの中でお酒を飲んでる方もいませんね~。
ちなみに、この酒蔵自体は古い木造です。暗いので画像には写っていませんが、天井を見上げると太い木の梁が見えていました。上階に上がれる木製の階段もついていましたよ。
補強改築をしながら古い酒蔵を守っているのでしょうね。
そしてこの通路の左手奥には木桶で仕込んでいた時代のものらしい古い酒造りの道具も飾られています。ちょっと埃をかぶっていて若干ホラーな展示コーナーでした。
こちらは醸造タンクのアップ画像です。
表面に『灘琺瑯株式会社 東京工場』と書いてあります。
表書きの通り、この醸造タンクは琺瑯製。なかなか年季が入っていますね。
新しい醸造施設でよく見る醸造タンクは大体ステンレス製ですが、ステンレス製の醸造タンクは寿命が20年くらい、琺瑯製の醸造タンクはメンテナンスを加えれば100年から200年は持つと言われているそうです。
琺瑯、いいなぁ。生きたアンティークってロマンですよね。
ところで、この画像にもある通り、釜屋では醸造タンクにチョークで発酵段階をメモしているようです。
この醸造タンクの中身はおそらく本醸造で、平成27年12月29日に加熱処理されたものということでしょうか。
……ということは、発酵も済んで完成品になっているからもう飲めるやつだ!!!
表示の通り満タンにお酒が入ってるとしたら7684リットルだから、一升瓶に換算すると4268本分ですよ!
あーもうたまらん。
……というわけで。
当然飲みました。
しかも、寒い日に嬉しい熱燗ちゃんですよ~。
「槽口 ふなくち」300mlを瓶ごと熱燗にして、小さなプラスチックのおちょことセットで販売されていました。確か600円だったかな。
いいですねぇ、「槽口 ふなくち」。
ガツンと濃い辛口のお酒です。私は吟醸より本醸造が好きなので、この熱燗はとてもおいしくいただきました。
一緒に行った兄はハンドルキーパーなので、私が一人で空けてしまいました。まいうー。おつまみに買った「生パスタ カリッと うにチーズ」もおいしかったですよ。
ちなみに、ゴザを持参しなくても売店前に立ち飲みコーナーは設置されています。この画像はそちらで飲んだ時に撮りました。
おそらくゴザ持参の方々は、飲み過ぎて立っていられなくなった経験のある方々なのではないでしょうか……
兄はお酒を飲まない分、こんなものを買ってきてました。
加須カレー研究会のナポリタン。
上の「生パスタ カリッと」を製造販売している会社の出店で売られていたもので、うどんのように太いパスタを使ったナポリタンでした。
料理好きの大学生の男の子が作ってくれたナポリタン!って感じのがっつり系味付けで、これはなかなかお酒に合います。
作ってるお兄さんも「今日はちびりちびりやりながら働いてる」とおっしゃっていたので、まぁ間違いないお味ですよ。
そして、お土産にはこんなものを買ってみました。
フグの酒器!!
胸に「清酒 力士」の文字がまぶしいです。
こちらはかつて一升瓶でお酒を買うと貰えた釜屋のノベルティの在庫品で、尾びれから酒を入れて直火にかけられる優れもの。ひれ酒を作るのにもベストな酒器です。
しかもなんとお値段100円!!!
なんだか妙に気に入ってしまい、自分用にひとつ、母にお土産でひとつ購入しました。
これで簡単に熱燗ができますよ~。
今度また釜屋でいい感じのお酒を買ってきて、それをお燗につけてみようと思います。楽しみ!
そんなお土産もゲットしてなかなか楽しめた釜屋の『力士蔵祭り2016』ですが、肝心のこのリポートは酒を飲んで作った記憶を元に書いたせいか大分グダグダになってしまいました。すみません……
おわびにこちらの画像をご笑覧ください。
『ホップと麦芽で本格醸造した清涼酒 リッキーソフト』
なんだこれは……
力道山さんの風呂上り的なセクシーショットで2丁目方面にアピールしているのでしょうか。
昭和的センスの鮮烈ぶりに目がチカチカしますね。
一瞬ロバート秋山さんかと思ってしまった私は、還暦を過ぎた赤パンのジャイアント馬場の記憶がうっすらある程度の昭和晩年生まれです。
ということで、釜屋『力士蔵祭り2016』でした。
次回の釜屋『力士 蔵祭り』は例年通りであれば来年3月。
今回いらっしゃらなかった方はぜひ、来年3月の釜屋『力士 蔵祭り』でCaptain Tabbyと酌み交わしましょ~。
ちなみに、会場には駐車場が用意されていますが、当然ながら「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」でございます。
ハンドルキーパー様がいらっしゃらない場合は加須駅から、あるいは鴻巣駅から出ている朝日バスをご利用になり、釜屋前のバス停「騎西二丁目」で下車されることをお勧めいたします。
*記事の内容は2016年3月12日現在の情報です。お店の商品や状況、イベント開催期間などは変更されている可能性がありますので、詳しくは公式HPなどをご確認ください。
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