世界の皆様、埼玉からこんにちは。Captain Tabbyです。
日が短くなりましたね~。今日も15時前にはもう夕方だなと思うくらい早く太陽が傾いていました。もうすっかり真冬ですよ。
こんな冬の日には……
あつあつの焼き芋だー!
というわけで、最近方々で噂になっている熊谷の『芋屋TATA』に行って来ました。
行く前にちょこっと調べたのですが、こちらの『芋屋TATA』は元々農家の方が直販でやっているお店とかじゃなくて、脱サラしてさつま芋農家になった若い方が新しく立ち上げた会社みたいですね。
なんかHPとかも芋屋らしからぬオシャンティさだし、Twitterアイコンの社長らしき方もお若いイケメンです。そんなことも含めてFacebookやTwitterで評判になっている辺り、メインターゲットは従来のおばちゃん層ではなく流行り好きの若者層なのでしょう。
Captain Tabbyも焼き芋と言ったら最近はスーパーで買うものくらいしか口にしていないので、専門店の焼き芋(しかもイケメンが焼いてるオシャンティな焼き芋)と聞いては否が応にも期待は高まりまくりまクリスティです。
そして鼻息荒く車に乗り込み、目指す『芋屋TATA』の住所をナビにセット!
……したところで気が付いたんですけど、『芋屋TATA』、立地が半端ないところにありました。
住所が熊谷市だったのでそこそこの住宅街か街中にあるんだろうと思っていたら、ナビに出た地図を見るとそこはもう東松山か滑川なんじゃない?という場所。実際熊谷駅より東松山の武蔵丘陵森林公園の方が近そうですよ。
そりゃそうか、芋農家やって焼き芋専門店開いてるんだから、熊谷とは言えそんな駅近なわけないですわ。
己の浅知恵を反省し、頑張って一般道を一時間ちょい、車を走らせます。
で、着きましたー!
『芋屋TATA』、ビニールハウスをオシャンティに改造したお店でした。
この画像にも映っているのですが、ロードバイク用の駐輪バー(サドルをひっかけられるタイプ)が小さめながら設置されています。これはチャリダーの皆さんには嬉しいところですよね! 実際、ロードやクロスなどの自転車で焼き芋を買いに来るお客さんも結構いらっしゃるようです。こういうところも若者ウェルカムですよね~。
ちなみに、自動車用の駐車場は店舗の右手に3台分ほど用意されています。私はこの日車だったのでそちらに停めさせてもらいました。
『芋屋TATA』店内は別荘地のアイスクリーム屋かコーヒースタンドみたいな雰囲気です。ウッディな小物とグリーンがちょこちょこ配置されていて、焼き芋専門店という響きからはちょっと想像しないスタイルだなーと思いました。ちなみに店内BGMはブラックミュージックです。HipHopやR&Bがお好きなようですね。
他のお客さんもいらしたので店内の写真はないのですが、店内中央にL字型のカウンターが配置されており、その中に焼き芋を焼く大きなロースターが2台鎮座していました。そしてロースターの前には噂の社長さんが。なるほどイケメン。
先に来店のお客さんが焼き芋を注文されている間、店内を物色します。
『芋屋TATA』店内では焼き芋以外にもさつま芋加工品が購入できるようで、さつま芋のジャムや干し芋が並んでました。さつま芋のジャム=芋ジャムはジャムと言うよりさつま芋ペーストという見た目で、さつま芋の種類ごとに何種類か味があるようです。でもワタクシ、先日上尾丸山公園の農産物直売所で購入した柚子マーマレードを自作したばかりなので芋ジャムはやめにして、干し芋を購入。
この日、お店に並んでいた干し芋は3種類ありました。
『蒸かし芋の干し芋(紅はるか)』『焼き芋の極み干し芋(紅はるか)』、『焼き芋の極み干し芋(安納芋)』の3種です。
干し芋って一般的には蒸かしたさつま芋をスライスし、それを天日干しにして作るんですよね。晴れが続いて乾燥したからっ風が吹く土地でよく作れるので、茨城県が全国シェアをほぼ独占しているのだそうです。
まぁからっ風なんて埼玉にも吹き荒れますし、ここ熊谷はそれに加えて群馬から赤城おろしも吹きますから。干し芋作り放題なのでしょう。
珍しいのは『焼き芋の極み干し芋』ですよね。こちらは蒸かし芋ではなく、焼き芋を干し芋に加工した商品で『芋屋TATA』のオリジナルだそうです。
うん、新し物好きとしては買うしかございません。
とりあえず、味の比較ができるように『蒸かし芋の干し芋(紅はるか)』と『焼き芋の極み干し芋(紅はるか)』を各2袋ずつ購入。なぜ2つかと言うと、Captain Tabbyの母が無類の干し芋好きだからです。しかも娘に輪をかけて新し物好きですから、買わないなどという選択肢は選べないのです。
でもこれ、意外といいお値段ですよ。『蒸かし芋の干し芋(紅はるか)』=180g500円(税込)、『焼き芋の極み干し芋(紅はるか)』=130g500円(税込)ですから、スーパーで買える干し芋と比べると倍近くするんじゃないでしょうか。4袋購入で既に2000円です。芋2000円。何やってるんだろう私……
とは言え焼き芋専門店に来て焼き芋を買わずに帰るのはどうなのー?と言う話なので、当然焼き芋も購入します。
この日は安納芋と紅はるかの2種類が焼き上がっていました。
実はCaptain Tabby、あまりねっとりしすぎる焼き芋はちょっと苦手でして……紅あずま系のほっくりが好きなのでHPを見て紅まさりを狙っていたのですが、この日は売り切れでした。残念~。
気を取り直し、『芋屋TATA』一番人気の紅はるかを500円分お願いします。
焼き芋は500円ごとに注文でき、だいたい500円で手のひらサイズの焼き芋が2本、1000円で同じサイズが3~4本くらい入るとのことでした。こちらも少しお高めですかね~。最近あまり見なくなりましたが、軽トラで街中に引き売りしにくる焼き芋屋さんと同じくらいの価格でしょうか。
2本か~、もう少し食べたくなっちゃうかなー、と一瞬迷いましたが、とりあえず初めて食べる紅はるかですし、500円分に留めてお会計。丁寧にお会計と商品の説明をしてくださった店員さんもこれまた笑顔の素敵なイケメンさんですよ。自宅近くにこの店があったらおにーさんの笑顔見たさに通ってしまうかもしれません。
なるほど人気のお店になるよなーと納得しつつ、またナビを自宅にセットし直してドライブ再開。家に帰ってお茶を淹れて焼き芋食べよう~と思ってハンドルを握っていたのですが……
車内に漂う香ばしい焼き芋のにおいでもう我慢できない!!
なんというか、醤油やお味噌にも似たような香ばしいにおいです。ちらっと袋の中を見ると蜜がたくさん出ていて視覚でもめちゃくちゃ誘ってくる~。
お昼も食べずに来ていたのでさっさと降伏して、近くの公園に寄って食べちゃいました。
どうですか、これ。オシャンティ炸裂してませんか?
英字新聞で作った袋に入った焼き芋なんて、ちょっとパリジェンヌみたいじゃないっすか?
まるでパリの街角で焼き栗を買って歩くみたいなオシャンティですよ。焼き芋なのに。埼玉なのに。熊谷なのに。オシャンティ!!
しかも見ただけでわかるこのお芋の糖度の高さ! 蜜がどばどば出てますよね。
なんでも、『芋屋TATA』の紅はるかは糖度が42度あるそうです。糖度42度って、ジャムと同じくらい甘いですよ! すごい…… これだけの糖度と言うことはカロリーもかなりのものなんだろうなぁ。2本でやめといてヨカッタかも……
そして実食。
すっっっっっごい甘い! ひたすら甘い! なんじゃこりゃー!な甘さです!
これは安納芋より甘いかもしれません。というかこれはもう甘すぎるよ紅はるか。一体どんなことになってるんだか。まるで蜜漬けにした後で焼いたみたいな甘さです。
食感はねっとり系で安納芋と同じ食感なのですが、とにかく未体験の甘さにびっくりポン。うーん、これは安納芋が好きな人にはもうたまらない焼き芋でしょうね、『芋屋TATA』紅はるかの焼き芋。とてつもない甘さの中にほんのりと酸味があって、焼いただけなのにまるで洋菓子を食べているようなお芋なんですよ。
ただ……
私には少し甘すぎました。ごめんなさい。美味しいんだけど、1/2本くらい食べたらもういいかなと言う気持ちになってしまいました。だって、甘さも食感もとにかく濃いんだもの。うーん、人という生き物はなんと我が儘なものか……
多分、私のような我が儘な味覚を持っている人間には干し芋のように少しの量で満足しましょう的なお芋の方が美味しくいただける気がします。焼き芋の時点でこれだけ甘い甘い甘いお芋ですから、干し芋はどんなことになってるんでしょう。きっとかなりの衝撃的干し芋ですよね!
でも今回は私のおなかも口も焼き芋で満足してしまったので、『芋屋TATA』の干し芋レビューはまた後日。
今日もごちそうさまでした~。次回は絶対紅まさり!
『芋屋TATA』
*記事の内容は2015年12月現在の情報です。商品、店舗の状況は変更されている可能性がありますので、詳しくはお店の公式HPなどをご確認ください。
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